<書籍販売のお知らせ>
『ピカで犠牲の声 聞こゆ』増刷決定!
10月7日(火)より販売開始
昨年8月に発行いたしました弊社書籍『ピカで犠牲の声 聞こゆ』が、おかげさまで初版完売となり、この度、増刷(第2刷)を決定いたしました。
著者の松本 正さんは、広島二中の3年生だったとき、学徒動員中に被爆されました。自身は奇跡的に無傷だったものの、避難中に助けを求める人々を誰一人助けられなかった後悔から、長年にわたり被爆体験を語ることを拒んできました。本書はその深い心の葛藤を乗り越え、自身の体験を語り出すまでの道のりを描いた一冊です。
特に、爆心地からわずか600メートル地点で全滅した広島二中1年生の中に、松本さんの最愛の弟・勝さんがいたという、家族の視点から語られる証言は、極めて貴重なものです。その悲劇は、ドキュメンタリー番組『碑(いしぶみ)』や、書籍『いしぶみ』でも広く知られていますが、本書はその物語の裏側にあった、語り手自身の心の叫びを深く掘り下げた、唯一無二の作品です。
被爆者の「語れなかった」苦悩と、そこから立ち上がろうとする真摯な姿を、ぜひ本書でご一読ください。
第2刷は10月1日(水)より、本ホームページやお電話、ファックスにてご注文を承ります。この機会にぜひ、お買い求めください。
